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本日10時~12時伊丹市中央公民館2階講義室Aに於いて、「伊丹魅学」シリーズ第二段講座「今だから手紙のススメ」を開きました。
私の講師デビューです。
前日は未知の予定に不安いっぱいでしたが、息子から
「頑張って
気楽に
開き直って
頑張って」
とメールをもらって母、勇気付けられました!
約一時間前に会場に到着して、レジュメと参考資料のコピーをお願いし、OHCの操作方法を教えてもらい、司会と今回の企画のプロデューサーをしてくださった波多江さんと打ち合わせを済ませ、アドバイスいただいている間に、ちらほら聴講者の方が教室入りして、あっという間に始まりました。
「OHC」って便利ですね。昔の「OHP」世代ですので、参考資料の原稿や写真をポンと機械に乗せればスクリーンにそのまま映し出される優れものにはびっくり。しかも操作がカンタンで感動しました。お陰で参考資料を紹介するのに、手紙や例文を自宅から持参するだけいいので、昨夜思いつきであれこれ用意しても大丈夫で助かりました。半井さんありがとうございました。
もうひとつ初体験はハンディマイクでなく、ワイヤレスマイクを使ったことです。襟元にクリップでちょこんと小さなマイクをつけて講義させていただきました。
事前の練習?では、どうしてもうつむいて原稿を読んでしまう、と相談すると、「スクリーンに資料を映し出すと、聴講者の方はみんなそちらを見るので、ごまかせますよ」、と。波多江さん、アドバイスとすばらしい進行をどうもありがとうございました。
さて、いよいよ講座スタート。
どうだったかというと、「あっという間」の2時間でした。
参考までに、頂いた質問を一部紹介します。
Q:主人の代筆で書く手紙、署名の最後に「内」と足すが、本文内容は自分(妻)目線でよいか
A:大丈夫です。「内」と書いた時点で妻が代筆と告知しているのですから、奥様の目線で書いて問題ありません。
Q:話のつなぎ目にしばしば用いられる、「つきましては」 という言葉。どんな漢字を使うの?
A:「就きましては」、がそれにあたるのでしょうが、私はわざわざ漢字を使わず、ここではひらがなを使った方が自然で表現もやわらかくてよいかと思います。
Q:(用いた例文では)「お伝えください」とあったが、「――ませ」と末尾に入れた方がよいのでは。
A:そうですね。若い人はちょっと使い慣れないかもしれませんが、その方が女らしさが出ますし、格上の印象があります。ただし、「ませ」、は女性のみ使えることをお忘れなく。
Q : 「前略」 の使い方を教えてください
A : 「前略」は「前文省略」ということですから、この後に時候の挨拶や安否を問うことばや日頃の礼など書いてはおかしい訳です。急ぎの用件の場合や親しい間柄に用いますから「前略ご免ください」と始めたら、すぐに本文に入りましょう。(おしまいには「早々」と入れます)
A : はがきに「拝啓」は要るか。
Q : (私個人としては経験上)無くても問題ありません。形式的なお便りでもハガキでは私はよく省略して、前文から入ります。ハガキでなく便箋を用いる手紙で形式的な内容ではきちんと形をふまえましょう。
A : 「かしこ」の代わりに「さようなら」と書いているが。
Q : 問題ありません。質問者の場合、特に形式を必要とする距離感のある関係者宛の手紙ではないので、「かしこ」や「敬具」でなく「さようなら」で結ぶのは大丈夫です。「また会いましょうね」とかでもいいですね。
A : 最近お子様を亡くされたと喪中ハガキで知ったが、寒中見舞いでよりも早くにお慰めしたいが何か方法がありますか。また、気丈な方なので下手な慰め言葉は受け入れられないかも知れません・・
Q : 「越年のご挨拶申し上げます」という形で、三が日が過ぎた頃に着くようにハガキを送る人がいるとネットでありました。年末12/31ぎりぎりに投函するそうです。すると、元旦には配達されず、三が日が過ぎた4日頃に届きます。どんなに気丈な方でも、いつもと違う年始はさびしいもの。それをさりげなく思いやったお手紙の形は、押し付けがましくなく、差出人の気持ちが伝わるのではないでしょうか。
※ 気分が深く沈みこんで、周りを一切受け付けられない心理になっている人へ、慰めたいという思いを伝えるのに手紙はとても有効な手段です。「返事は要らない」を前提に、間をおいて何通も送られる手紙(ハガキで十分です)には、特に「がんばれ」とか「早く立ち直って」などと言った言葉を入れる必要はありません。「最近は寒くなってきましたね」「今日、初雪がふりました」でいいのです。その時にはうまく伝わらなくても、少し心に余裕ができたとき、きっと大きな支えになるはず・・時間をおいて読み返すことができる手紙のチカラです。
Q : 便箋に一枚で用件が済んだ折に白紙の一枚をつけたりするが、必要ですか。
A : もともとは紙が高価な時代に返信用の用紙を添付してお出しした習慣のなごりと聞きます。今はそんな気配りは要りません。一枚でよいのですが、私などは習慣になっているので一枚ではなにか足りない気がして一枚加えています。
Q : 手紙を何枚もの一筆箋で送ってきましたが
A : 一筆箋はちょっとひとこと添える目的のものです。何枚にもわたる内容であれば、普通の便箋に書く方が目的にかなっていますし、読み手も読みよいですね。
一番意表をつかれた質問、というか依頼。「何種類か書き分けられるという筆跡の一部でいいから見せて」(^^;)
講座が終わったあと、さりげない励ましの手紙を実践されていて自信になったとおっしゃってくださる方、聞き逃した質問をされる方、用意した私の本を購入してくださる方など、皆さん本気で聴いてくださっていたのが確認できてうれしい瞬間でした。担当の半井さんからも「これからの自信になりますね」、とおっしゃっていただいたので、その時に初めて心から「ほっ」としました。
急な用事で参加できなくなった、サプライズでかけつけるつもりだった友人からも、「ざんねん」メールが届きました。
中央公民館のスタッフの皆さん、波多江さん、神戸新聞社の記者さん、聴講者の皆さん
ありがとうございました。
次は12/3、甲南大学の学生の方対象のセミナーがあります。就職活動のためのお手紙の書き方が軸ですが、まずは初歩の初歩の知識から始めましょうね。