お悔み。電話と手紙考
ex. 51
もう10年を越えてしまいましたが、阪神大震災から世間は随分立ち直ったようにみえます。
私の実家も西宮にありますので、住まいは全壊、その後様々な試練がありました。
その話はさておき、私の大切な新潟に住む友人は、たまたま西宮に帰省していて被災し、お子様二人を亡くされました。あまりの悲しさに長いこと世間から身を潜めるような生活をしていたと聞きます。人に聞かれるのも嫌、子連れの幸せそうな様子を見るのも辛い・・そういう心境を知ると涙が出ます。
当時おバカな私は、「私は見守っているよ」とただ伝えたかっただけなのですが、半年か1年した頃新潟まで電話しました。結論から言うと撃沈。自己嫌悪を味わっただけでした。
とにかく電話すれば、なにか展開もあるかと思いましたが、何も言葉が出てこない。どうしていいかもわからない。
手紙にすればよかったかなあ・・と思う昨今。
手紙であれば言葉をじっくり選んで、余計なことは書かないように心がけ、ただ立ち直ることを祈っている事を伝えることができるかもしれません。少なくとも、口下手な私が無駄にする電話よりはマシだったと。





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